ミラノ五輪のショートプログラム(SP)で、世界王者の「りくりゅう」こと三浦璃来/木原龍一ペアは、リフトのタイミングのずれによるレベル取りこぼしが響き、73.11点で5位発進となりました。
団体戦で今季世界最高を記録するなど好調だっただけに、個人戦で何が起きたのか気になった方も多いはずです。
この記事では、SPで起きたミスの内容と採点面から見た順位の理由を、事実ベースで分かりやすく整理します。
りくりゅうとは?ペアのプロフィールと主な実績
三浦璃来(みうら りく)選手と木原龍一(きはら りゅういち)選手は、日本を代表するペアスケーターで、世界選手権優勝やグランプリファイナル優勝など、日本のペア史に大きな成果を残してきたトップチームです。
三浦璃来・木原龍一ペアのプロフィール
◆ 三浦 璃来(りく)
- 生年月日:2001年12月17日
- 出身地:兵庫県
- 特徴:ペアとしての演技では、空中姿勢の美しさや安定したリフトが高く評価されており、国際大会でも安定感のある技術が強みとなっています。
ペア競技では「タイミングのずれが難しい」と語っており、木原選手との息の合った演技が高く評価されています。
◆ 木原 龍一(りゅういち)
- 生年月日:1992年8月22日
- 出身地:愛知県
- 特徴:174cmの長身を生かしたリフト技術と、安定したスケーティングでペアを支える存在として知られています。
高橋成美選手・須崎海羽選手とのペアを経て、長年にわたり日本のペア競技を牽引してきた経験があり、豊富なキャリアに裏付けられた安定感が強みとなっています。
これまでの主な実績
◆ 国際大会での主な成績
- 2025 世界選手権:優勝
- 2025 四大陸選手権:優勝
- 2024 全日本選手権:優勝
- 2024 グランプリファイナル:2位
- 2024 世界選手権:2位
- 2024 四大陸選手権:2位
- 2023 世界選手権:優勝(日本ペア史上初)
- 2023 四大陸選手権:優勝
- 2022 グランプリファイナル:優勝(日本ペア初)
- 2022 世界選手権:2位
◆オリンピック成績
- 2022 北京五輪(ペア):7位
- 2022 北京五輪(団体):銀メダル
※木原選手は2014・2018五輪にも別ペアで出場経験あり。
なぜSP5位だったのか?ミラノ五輪SPのポイント
演技中に何が起きたのか
冒頭のトリプルツイストや3回転トーループは成功し、序盤は順調に進みましたが、得点源となるリフトでタイミングが合わず、バランスを崩してレベルを取り逃しました。
木原選手は「原因がよく分からなかった」と振り返り、三浦選手も「いつも通りではなかった」「リフトは2人のタイミングで成り立つ」と語っています。
大きな転倒はなかったものの、このリフトのミスがスコアに響き、SPは73.11点で5位発進となりました。
りくりゅうのSP5位発進は多くのメディアが速報で伝え、大きな注目を集めました。
ニュースでも次のように報じています。
りくりゅう、リフトでまさかのミス 5位もトップと7点差以内 フリーで逆転の金メダルへ フィギュア・ペアSP
— テレ朝NEWS (@tv_asahi_news) February 16, 2026
▼詳しくは画像をタッチhttps://t.co/IW2wbFDJT7@tv_asahi_news
採点面から見た順位の理由
今回のショートプログラムでは、得点源となるリフトでのミスが大きく影響しました。
リフトのタイミングが合わずバランスを崩したことで、技術点(TES)が伸びず、加点も得られませんでした。
一方で、スピンやステップなど他の要素は安定しており、演技構成点(PCS)は高い評価を維持しています。
大きな失敗があった中でも、全体のスコアが大きく崩れなかったのは、このPCSの高さによるものです。
その結果、TESの伸び悩みとPCSの踏ん張りが合わさり、SPは73.11点で5位という順位になりました。
本来レベル4が想定されていたリフトがレベル3相当の評価となり、基礎点と加点で数点を取りこぼしたことが、最終的な順位に影響しました。
上位との差は6.9点。
依然として表彰台圏内を狙える位置につけています。
まとめ
ミラノ五輪SPでの5位発進は、リフトでのタイミングのずれによるミスが大きな要因でした。
一方で、スピンやステップなど他の要素は安定しており、PCSの高さがスコアを支えました。
大きな失敗がありながらも上位と大きく離されなかったのは、これまで積み重ねてきた技術と安定感の証でもあります。
とはいえ、上位との差は6.9点。
フリーではリフトの完成度を修正できるかが鍵となります。
本来の安定感を取り戻せれば、逆転の可能性は十分に残されています。

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